アリエッティ風ドールハウス(5) 室内パーツ

10月1日(日)

この週末、また少しずつパーツづくりをすすめました。

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★クリックすると大きな画像になります(以下同じ)


◆階段


アリエッティのドールハウスは外階段ですが、ここでは室内の階段を想定。
1階奥の壁に向かって左に階段スペース、上がり4段だけを「見せかけ」。

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手すりのパーツは、ミニチュアハウス専門の通販(輸入)で購入。
手すり柱(スピンドル12本入り)・飾り柱(ニュールポスト6本入り)はそれぞれ665円。
作る手間・精度から考えて、これはお得!

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◆玄関灯


やはりミニチュアハウス専門の通販(輸入)で購入しました。じつによくできてます!

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1個約2000円。ちょっとした奮発ですが、これがあると見栄えがグッとよくなります。
これだけのものを自分で作れるか?、もし作れたとして、手間暇・技術・時給換算で考えると…これは「買い」です!

5月に制作した正面の丸柱を、レンガ面を傷つけないように丁寧にはがし、配線工事完了。

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◆室内ドア

厨房(別棟)に通じる扉。
料理人は別棟の表のドアから出入りしますが、料理を家に運び込むためにこの扉は必要と判断して取り付けることに。
例によって、小さな蝶番を挟み込んだ3枚重ねの厚紙製。

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ほか建物内には、1階・2階にそれぞれダミー(見せかけ)のドア。あと、階段下収納の扉も。
いずれも真鍮のドアノブが付いて茶色く塗装される予定。

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◆外壁レンガ

柱や梁による補強、照明などがある程度できたところで、外壁にレンガシートを貼りました。

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◆出窓・手すり

1階・2階に出窓と手すり。
手すりは、このアリエッティ風のドールハウスの制作はじめに「試作」したものをカットして流用。

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◆暖炉

1階・2階いずれも奥の壁右側に暖炉を設けます。
配線を隠す「煙突」が外壁につくため、暖炉を設置することにしました。

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かつて「妖精の家」では、マッチの軸を燃やしてファイアスペースも再現しましたが…
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妖精の家(2012年5月)

今回は壁に埋込むスタイルのため、鉄扉の閉まった状態で表現しました。
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およそ4センチ四方、外壁レンガの窓を抜いた部分で十分足りますが、レンガの積み方・“よごし”にもちょっとしたこだわりを!


◇シャンデリア

娘から「ぜひ!」と期待されている一品。まだ構想段階です。
実物のシャンデリアのカタログを眺めつつ、どんなデザインにするか?

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「アリエッティ」では、ロウソクの燭台がぶら下がった古典的なタイプですが、天井に発光ダイオードを埋め込み、そこから下へ照射される光を、いったん反射板にはね返してビーズに乱反射できたら…

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発光ダイオードを小さな板に固定し、照射角などを検討中。素材は、子ども向けの小さなビーズたち。



こんな感じで、家具を除く室内の装飾パーツをこつこつと。
(つづく)


アリエッティ風 ドールハウス(4) 再開!

9月22日(土)

下の娘(小6)の強い要望で今年の春に着工したアリエッティ風のドールハウス

5月の大型連休になんとか前面(前蓋部分)を形にしましたが、その後止まっていました。
最後の記事ではこんな感じでした。

外観3 内壁2

→ アリエッティ風ドールハウス(3) 大型連休中 


この夏は、1週間の休暇も含め「♪音の小部屋」のテキスト資料作りに埋没してたこともありますが、暑いうちは、定規を当てて息を整えて線を引く集中力も鈍り、糸鋸やカッターを握っただけて汗がポタリ…

ようやく涼しくなり、コオロギも鳴き始め、糸鋸やハンダごてが恋しくなってくる季節。
前面だけでなく家(=箱)にすべく、週末に少しずつながら側面・背面の工作に取りかかりました。

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★画像はすべて、クリックすると大きな画面でご覧になれます

工事を休んでいた期間も、1階・2階の床の高さの決め方や柱との関係、照明の取り付け方・配線をどうするか?…いろいろと考えてメモを書いたりしていたので、それを実行に形にしていきます。


躯体づくり

0a 窓のある側面 0bキッチンへのドアのある側面

合板に直接、原寸大でスケッチしながらケガキ線を引いていき、ドアや窓を糸鋸で抜きます。
蝶番の付く側は、蝶番の厚みを見込んで外壁より少し内側に柱を貼ります。

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まず内装シートを貼り、構造柱・床の高さを決めるための梁など、構造をよく考えて…

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太めの角柱(12ミリ角)は、内装壁の上から接着剤で貼ることになるので、外側から木ネジをもんでおきます。板の反り防止も兼ねて…

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床(フローリング)

30センチ×60センチのシナベニア板(4ミリ厚)を使って、床材をつくります。

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8ミリ幅にシャープペンシルで線を引き、鉄筆(=書けなくなったボールペン)で筋目をつけます。
接合箇所は、120ミリごとに、3列飛ばしでずらして表現。

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この状態で、オイルステインを染み込ませて塗装します。梁や柱に用いる角材も、合わせてオイルステイン仕様にしておきます。

躯体はほぼできあがり…
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仮組み…
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組み立てに際して重要な各所の位置決め・噛み合いの関係・補強をしっかりと。

この段階で、まだ外側のレンガシートは貼っていません。
外観から先に取りかかると、ついレンガシートから…と思いがちですが、けっこう大量の水性ボンドを使い、長時間かかって乾燥するため、合板が反ってしまいます。
まずは内側の構造をしっかり確認しつつ、柱や梁を内側から固定しておくことで、板の反り防止にもなります。


●背後の内装壁

背後は、建物の外壁より3センチほど内側にもう一枚「内壁」を設けます。
側面や屋根との接合に必要な補強材を見せないように、内装用の壁を分けます。

向かって左側に階段スペース(=外階段をやめる代わりに、建物内に階段がなくてはいけない)とします。ほんの2~3段を前に突き出し、途中から90度曲がって2階へ…という想定。

向かって右側の外壁には1階・2階を貫く煙突を設け、壁に埋め込み型の暖炉(ファイア・スペース)がある…という設定にします。
その理由は…?


照明用の配線

照明用の配線の代わりに、壁の上面に1ミリ幅の真鍮帯を2本平行に貼ります。

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両側面および奥の壁がコの字になるので、真鍮線を同じ高さにそれぞれ少し長めに貼り、組み立て後に外からハンダで接合できるよう、1階・2階それぞれ後方に「小窓」を開けておきます。

片側(大窓のある壁)には、スイッチ・電池ボックスへと通じる配線が必要となります。
1階と2階を別々のスイッチで点灯させるための配線は、電池ボックスも含めて床下部分に設置しますが、小窓から真鍮帯を接合するのと合わせて、メインの配線はいったん外壁を這わせることになります。それを隠すために、1階2階を貫く「煙突」が必要なわけです。

こういうことすべて、実際に工具を握っていない期間に、ぼーっと考えている時に「どうしようかな~」とあれこれ悩みながら、少しずつ形になっていきます。


室内灯 発光ダイオード×12個!

1階と2階、両側面・奥の内装壁にそれぞれ2か所ずつ、合計12個の照明を付けます。

鉄道模型用の豆球にしようか、電球色の発光ダイオードにしようか…最後まで迷いました。クラシックな電球の感覚は豆球。発光ダイオードのように抵抗器を入れる必要もないので配線作業も楽です。

単三乾電池4本直列なら6V。12Vまで対応の電球を半分の電圧で点灯させていれば、まず玉切れの心配はないかもしれません。見た目も球全体が光ってくれるのでいいのですが、のちのち万一球切れした時のことを考えると… 建物を組んでしまった後で、奥の壁でハンダ付け…考えたくありませんね。

結局耐久性を考えて安定した発光ダイオード(電球色)にしました。

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壁に貼った2本の真鍮帯は、上段が「+」、下段が「-」の設定。
発光ダイオードもダイオードの一種、「+」から「-」方向への電気の流れの時しか光りません。足の長い方を「+」側に、間違えないように!

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ダイオードは正面に光を飛ばすため、電球のように球全体が光ってくれません。
柱に8ミリ×12ミリの金紙を貼って、上をわずかに曲げて「反射板」としてみました(いろいろ実験した結果)。

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この後ろ正面の内装壁は、完成して前面を開けるといちばんよく見えます。
内装壁のため、裏面は見えないのを幸いに、ダイオードの足を柱の脇に穴を開けて裏面に通し、真鍮帯からハンダ付けした線も裏側に通して、裏面で抵抗器を介してハンダ付け。見た目もすっきり取り付けられました。

しかし側面の合計8個はどうしましょう?裏面(=建物外壁)に配線を飛び出させるわけにはいきません。さてどうするか…?
柱の陰で正面からは見えなくなる側に抵抗器を設け、正面側を「-」にして細い真鍮線で、なるべく美しくハンダ付けする…しかないでしょう。
   ↓

◆この週末の工事で

やってみました!
まずは部材を切りそろえ、所定の高さ(床から60mm)に反射板を貼り付け。
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壁上の配線から、柱の両サイドに沿う形で抵抗器・真鍮線(5mm)をハンダ付け。
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壁紙はホーム用品で入手したビニール製。合板に貼った状態で、ハンダごてが直接触れれば黒くなりますが、熱伝導だけで周囲まで溶けることはないことは事前に実験済み!

発光ダイオードの2本の足を「がに股」状にして、柱をまたぐような形にします。
壁に1ミリの穴を開け、発光ダイオードの足をいったん建物外側に飛び出させた状態で、配線をハンダ付け。
この工程、取り込み中につき、途中の写真はありません!
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正面(開閉式の建物前面、画面右)から見ると、抵抗器は柱の陰に…
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両サイドの壁、1階・2階にそれぞれ2か所ずつ。奥の壁も含めてトータル12発、設置完了!
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残るは、2階のシャンデリア。
天井の中央に発光ダイオードを下向きに1発取り付け、その下にキラキラした素材をぶら下げてシャンデリアのように見せかけられたら…

照明以外では、室内ドア類、1・2階の出窓、階段(下方のみ見せかけ)、壁埋め込み型の暖炉…etc.
建物全体を組み立てる前にやっておくべきことは…?

まだまだ秋の夜長、試行錯誤は続きます。

(つづく)

アリエッティ風ドールハウス(3) 大型連休中

5月7日(日) 

大型連休もあっという間に過ぎました。
連休の谷間、日帰りで母方の祖母のお墓のある愛知県の犬山を何年ぶりかで訪ね、親戚の家3か所とお墓参りをしてきましたが、それ以外はとくに遠出はせず、電子書籍出版(→ 「音の小部屋」が電子書籍に…)に向けての原稿整理、合間にちょこちょこと工作…

5月7日現在のドールハウスの進捗状況です。

2017.5.7現在


◆屋根(破風)

前面(=蓋になる)の窓とドアを抜いたあと、まずは屋根(破風)の部分から着手。
飾り(段差)のついた梁は、1ミリ・3ミリ・7ミリの角材を組み合わせて表現。

屋根1 屋根2 屋根3
★クリックすると大きな画像になります(以下同じ)


レンガの壁

工作ことはじめでもご紹介した、シーナリ用の石積みシートを茶色く着色したものを貼り込みます。

レンガa レンガb
「工作ことはじめ」より再掲


木工用のボンドは水溶性なので、少し薄めた状態で合板にはけ塗りし、水平に気を付けて貼ります。

レンガ1

裏から、窓やドア部分の縁にボンド液で補強。窓・ドアには枠が付きますが、ベースのレンガシートがこういう部分から剥がれてくると厄介なので…

レンガ2 レンガ3

湿気を含んだ合板は反りやすいので、濡れたふきんを裏面にあて、平らなところに重しをしてゆっくり乾燥させます。


窓枠

窓1 窓2

抜いた窓はすべてW40ミリ・H50ミリで同一の大きさですが、それぞれの窓ごとに型紙(=梱包用のボール紙)を2枚ずつトレースして抜きます。一枚は表、もう一枚は内側用です。

窓3

石積みをボールペンで筋をつけて表現しておいて白く塗装。
内側はクリーム色(→窓ガラスを貼った後の内側の化粧用)。

窓4

表側の石積みを貼り、切り口面にパテを塗り、乾燥したら面を整えます。
ただし、実物は「石ブロック」ですから、あまり機械的につるつるにはせず、多少の凸凹も味のうち。切り口面にも石積みの切れ目らしきものを入れておきます。 

整形後…
窓5


◆ドア

娘から「ぜひ開閉式に!」との要望で、今回の重要なポイントとなる両開きのドアが1階と2階の2か所!

ドア1

鉄道模型の車体製作用の方眼紙(0.5ミリ厚)に、ドア面を3枚切り出します。中心の1枚、表・裏それぞれは飾り溝を抜いたものがサンドイッチになります。その間(外側寄り)に蝶番を埋め込みます。

ドア2

まだこの段階では両開きのドアを一体の状態のまま、ドアノブの付く位置に1ミリのドリル穴を開けたあとで、ドアのセンターで切断。

ドアノブ&座金は、久々の真鍮加工・ハンダ付け。

ドア3 ドア4

2ミリ帯に1ミリの穴を開け、まずはアバウトな長さに切断。真鍮線に通した状態でまとめてヤスリで整形すれば、同じサイズの座金が簡単につくれます。両開きのドア2か所なので、座金は裏表合計8枚。

最初の試作品だけ小判型に…これは正面入り口の表側に使いましょう。

ドア5 ドア6

まず、L字に曲げた1ミリ真鍮線を座金に通してハンダ付け。
それをドアの穴に通して瞬間接着剤で固定し、裏側にも座金を通して瞬間接着剤&ハンダで固定し、L字に曲げます。
1ミリ真鍮線は貫通して1本、それを裏表2枚の座金でドアを挟み込む形で固定、という構造。

本物のようにドアノブを回すことはできませんが、裏表ともに見かけは同じドアノブが出来上がり!
ドアを塗装して、さっそく壁面に取り付けます。

ドア7 ドア7b

ゴムのマグネット板をドア内側の上端に付け、ドアが壁と同一面でペタンと閉まるように。

ドア9

ドアの縁回りを厚紙や角材などで化粧し、蝶番を隠します。

ドア10 ドア8

裏のマグネットも、追って欄間(らんま)風のものを貼って隠すつもりです。


◆内装&構造柱

内装用の壁紙は、キッチン用のビニール製。オイルステン仕上げの柱や床ともマッチ。

内壁1 内壁2

前面を開閉するため、両端には1センチ角材をしっかり固定(接着&木ネジ)し、大型の蝶番を取り付けます。

外壁両端の石積みの柱は、梱包用の段ボールの厚さが最適。ボールペンで筋を入れ、直角に曲げてから切り出し、白く塗装。

角柱1 角柱2

建物両端は、合板+1センチ角材の厚み。それにぴったり合う寸法です。

角柱3 外観1

1階・2階のバルコニーの来る位置は、ドアの開閉の邪魔にならないよう正確さが要求されるので、厚手の型紙で位置決めしておきます。


◆丸柱(半割れレリーフ)

壁面の中央2か所に、半割れの丸柱が来ます。
素材を見つけて加工(試作)した段階は前にもご紹介しましたが…

丸柱1 丸柱2

柔らかいバルサ材の6ミリ径の丸棒を、2.5ミリ厚の合板の切れ端にカッターナイフをブリッジ状に渡した間をスライドさせて、半割れの丸柱の素材を作り、紙やすりで整形して小口をまっすぐに切断。

丸柱3 丸柱4

柱の頭部は、バルサと似た桐の木片(=1袋180円)を 6×12ミリに裁断し、上下に段差を付けて表現します。
柔らかいので棒ヤスリで簡単に削り出せます。

丸柱5 丸柱6

白く塗装し、1階・2階同じ位置にボンドで貼り付けます。

外観3

バルコニーはまだ仮置きながら、こんなイメージに。
1階と2階バルコニー手すりは、4本の丸柱でつながります。


アリエッティ風ドールハウス(2) すべり出し

4月下旬 その後…

前回ご紹介したアリエッティ風のドールハウス。
→ アリエッティ風ドールハウス 工作ことはじめ

まずは建物前面が開閉式の蓋となるため、文字通りそこから「すべり出し」。
ここで床面の高さなど建物の基準となる寸法をしっかり決めておきます。


1階・2階 バルコニー

前回ご紹介した手すりの試作イメージをもとに、幅4センチ(=実物では72センチ相当)のバルコニー(1階・2階)を作成。

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1階と2階は最終的には柱でつながるので、手すりの位置を正確に合わせておきます。

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手すりの上端に1ミリ角材を貼ることで、細密感が増します。2階は腰の部分も仕上げておきます。

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試作した幅の狭いものも、側面窓の手すりとして活用する予定。


窓・ドア抜き

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ただ、中央部分には糸鋸のフレームが届かないことが判明! 
厚さ2.5ミリの合板を、カッターで根気よく抜きました。

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丸柱

壁面にレンガシートを貼った後で、中央2か所に取り付ける半割れの丸柱をどうするか…?
やわらかいバルサの6ミリ径の素材を調達。

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窓を抜いた合板の端切れにカッターナイフをブリッジ状に固定して…

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ちょっとした手作業工場ですね!(笑)

建物の四隅には四角い石のブロック、建物中央部には丸柱(半割れ)、デッキの1・2階は丸柱で接続…いずれもその柱頭部の受け皿(=斗)が必要。
その細工には、バルサより少し硬めの桐の木片がよさそうです。

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この辺りはまだ素材加工の段階なので、追ってご紹介します。


基礎工事

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やはりはじめの「基礎」は大切です。1階の床面までの高さを3センチに設定。
建物前面が開閉式になるため、階段や手すりを破損しないよう、地面と一体にしておいた方がベターでしょう。

地面+階段(8ミリ×3段)+バルコニー床、でちょうど30ミリになります。

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なんとなく見えてきました。建物側面・屋根・内装(照明含む)など、先が気になりますが、焦って進むと後になって「あっ、しまった!」が必ず起こります。

焦らず、こつこつと… あれこれ考え悩む時間も楽しみのうち。




アリエッティ風のドールハウス ~工作ことはじめ~

2017年 4月21日(金)


「借りぐらしのアリエッティ」という宮崎アニメをご存知でしょうか?
その中に、小人のためにおじいさんが作ったという精巧なドールハウスが出てきます。

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この4月に小学校6年になり、誕生日を迎えた下の娘は工作が大好き。
いまから5年前、小学校に上がったころ「妖精の家」を発注されて作ったことがありますが、今年の誕生日を前に「時間がかかってもいい、1年がかりでもいいから、アリエッティの家を作って!」と頼まれました。

「こんなに大きくなくていい。中まではいいから、家の形だけでも…」と。
娘からの依頼は断れないけど、う~ん、これを再現するのはかなり大変そう!

考えてみれば、男の子が小さい頃はプラレール、大きくなって本格的な鉄道模型の世界に入っていくように、大人になってもシルバニアハウスの世界へ…スケールが統一された模型は奥の深~い世界。

5年前の「妖精の家」も大切にしてくれてる娘なら、ベースとなる「箱もの」を統一スケールで作っておけば、末永く愛用してくれるんじゃないかと…

そんな思いで、まずはアニメの画面をパシャ!

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画面右側にバルコニーの手すりが飛び出してますが、ここは外階段になっているようです。
ここを固定してしまうと建物の前面を上のように開けることは不可能です。
どうなってるのか…?

どうやら外階段部分は「別置き」で簡単に外せる構造のようです。

ただ、この外階段まで再現するのは大変なので、これに近い建物のイメージでまとめさせてもらうことにしました。階段は建物内の奥の方にある、という想定で…

cアリエッティ風ドールハウス スケッチ20170409


素材集め(4月初旬)

かつては渋谷の東急ハンズにもドールハウスのコーナーがあり、デザインのフロアにも建築模型の素材(レンガや石、屋根のシートなど)が豊富に置かれていましたが、いまは「生素材」が少なくなりました。

クラフトモデルのコーナーを訪ねても、駄菓子屋さんや屋台など既成のキットばかり。
安価な「生素材」を入手して1から手作りする人は少ないのでしょうか、売れないものは消えていく運命なんですね…(泣)

ハンズ内の木工の素材売り場・建築模型などデザインフロア、いきつけの鉄道模型屋さん、品揃えのありそうな文具屋さん、ファンシーショップ…etc.
気になり始めると勤め帰りでも「なにかないかな?」とあちこちに立ち寄るようになります(笑)

「そのうち、いつか」は禁句です。「いつまでに絶対に」はない代わりに、本気にならないと実現しないのが「遊びの世界」。とりあえずできるところから…


スケール=24分の1に決定

ドールハウスは、世界統一規格で6分の1、12分の1、24分の1…とスケールが決まっています。
一部屋だけをしっかり作って食器などを本格的にコレクションしていくには12分の1ですが、建物全体を作るとなると大きすぎます。
東武ワールドスクエアや台湾の「小人国」は25分の1のガリバーの世界。それでも80分の1の鉄道模型(HOゲージ)と比べると建物は結構な大きさになります。

先ほどのスケッチから、娘の机上におけるぐらいの大きさを想定すると、以前つくった「妖精の家」とのバランスも考えて、24分の1ぐらいかな…?


まずは細部から試作

手すりの飾りに使えそうな可愛らしい木のパーツを見つけました!

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先に建物を作って、後からこういう細部の素材でちょうど合うスケールのものを探すのは大変ですから、スケールの確認も兼ねてまずこの「手すり」から試作してみることに。

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ドリルで2.5ミリの穴を開けてパーツを埋め込み…

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手すりの上面部分を2ミリ厚の帯で…

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なかなかいい感じではないでしょうか?

床面から手すり上面までが3センチ
24分の1のスケールだとすると、実際の高さは72センチということになります。
大人の腰の高さ。子どもがよじ登らないためにはちょっと低いですが、いまどきの高層マンションではなく古典的な建物ですから、まあ良しとしましょう。

先のスケッチをもとに建物全体の寸法を割り出し、素材となるプレスボードに「原寸大」で建物前面を描いてみました。
はやり、けっこうな大きさになりますね!

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ふくらむイメージ

建物の隅は石組、途中に丸柱が白でレリーフされますが、壁のベースはレンガです。

建築模型としては50分の1、鉄道模型(Nゲージ)では150分の1、かなり目が細かいものしかないので、シーナリ(風景)に使う石積み(厳密にはレンガの積み方ではないが)を茶色く着色してみます。

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まずは単色で濃淡をつけ、後から「こげ茶」を入れてみると、なかなかいい感じになります。

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シート1枚がA4サイズです。

さて、レンガの建物はどうなっているのか…四隅の石、途中の丸柱のレリーフ、柱上の斗の部分は…?
鉄道模型と同様、いざ作ろうをすると、ふだん見ているはずのものでも改めて疑問だらけになってくるものです。


<レンガづくりの建物イメージ>

横浜開港記念館、山口銀行京都支店ほか(画像検索にて)

z_usia.jpg 横浜市開港記念会館06 旧20山口銀行京都支店05 外観_031


5月の連休~夏にかけて、いやもっと先まで…?
しばらくはこんな模索・資料あつめ・試作が続きそうです(笑)



「妖精の家」を作ったのは5年前のやはり4~5月でした。

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→ 妖精の家 完成 (2012年5月)

バムとケロの森の小屋

5月5日(木)

「バムとケロの森の小屋」 という絵本をご存知でしょうか?

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工作好きの下の娘とこの小屋を作りはじめたのは、もう数年前だったか…?
ベース板に丸柱を4本立て、プレスボードに縦に筋目を入れて板張り風にした部材で小屋を組み、扉は上下二段に分けて小さな蝶番で開閉式にして、絵本に近い色に塗り…

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あとは手すりとハシゴ、窓と窓枠をつける段階でずっと止まっていました。
天窓と窓用の少し大きめの透明アクリル板や、手すり用の細い角材など、いちおう部材は調達してあったのですが…

この連休中、かみさんと下の娘が韓国へ旅行に行っている間に、まるで妖精が夜中にやってきて工事をしているように…??

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いちおうこんな形になりました。遅くなってごめんね。
あとは、造花のツタなどを屋根に這りめぐらせたり、ハシゴを塗るのは娘の手で…


パテシエの卵がデザインした客車

4月24日(日)

パテシエになるのが夢の下の娘(=小5)のアイディアとデザインによる、ロールケーキ型の客車。

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2軸貨車の下回りに真鍮板で造形。製作途中でしばし止まっていたのを、この週末で形にしました。
かまぼこ型の窓の端に見えるカーテンもデザイナーの強い要望により…

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上まわりの塗装とホイップクリーム(=食品サンプル用、乾くまで時間がかかります)、およびトッピングのイチゴは娘の手によります。

茶色の塗料にもたくさん種類がありますが、国鉄の電気機関車の茶色では納得せず、「チョコレート色の茶色」にこだわる娘が家中の「茶色」をサンプリングして、納得した「色見本」に近い塗料で、娘の手によって筆塗り。艶消しのいい質感が出たように思います。

まだこれで完成ではなく、妻板部分にロール状のクリーム、側面にもラインが引かれることになるでしょう。



前を牽くピンクの機関車は娘が8歳の時(=3年前)の作品で、8歳にちなんでナンバープレートは「8号」。
やはり娘のデザインを形にしたもので、通電した線路の上をちゃんと走ります。

8号機関車b 8号機関車a

製作記事はこちら。
8歳の娘とデザインした「8号機」



上の娘は以前は音楽、いまはもっぱらダンスですが、下の娘は「ものづくり」が大好き!
鉄道以外にもいろいろ作りました。

→ 
妖精の家 ~その後~
→ 妖精の家 完成!

妖精の家


娘たちの成長は早いですが、思い出は永遠に…

もう一両の産業型Cタンク

6月13日(土)

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2004年に製作した自由に楽しめるキット「自由形Cタンク機関車」をこのブログでご紹介しました。

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もう30年以上前に、中村精密というメーカーから発売されていた、安価でシンプルなキットで、ここからどんな風にでも加工して楽しめます。

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パーツ類はいたってシンプル

同じキットをもうひと組入手できたので、前回とはちょっと違った姿にしてみました。


◆基本的な構造部分

キャブ(運転席)、ボイラー、左右の水タンクなど、基本的な構造物を組み立てます。
キャブ部分を組んだ時点で、日さし、手すり、雨樋、後方ライトなどを追加しておきます。

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★以下、画像はクリックすると大きな画面でご覧になれます


ボイラー上に「ふたこぶラクダ」のこぶように乗っかる2つのドーム。近代の大型蒸気機関車では一つにまとまっていますが、一つは「砂入れ」、一つは「蒸気溜め」です。

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前方が「砂入れ」で、上に蓋、左右に2本ずつ砂まき管らしきものをつけ、後ろのドームには汽笛をつけて「蒸気溜め」とします。

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ボイラーは、真鍮版を丸めただけのつるっとした筒ではさびしいので、2か所ほど補強帯を回しておきます。とくにボイラー前方の煙室との境はリベットのついた帯を巻いておきます。


◆前作との違い

前回は、前輪を1軸加え、国鉄のC12風に仕上げました。

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前作のイメージとなった国鉄C12型


今回は前輪は加えず、この大きさの機関車としてはやや大きめに思えるシリンダーボックスの上を削り落として上面をフラットにすることで、床板の高さを下げ、ボイラーが床面上にまるまる見える形にし、どこかの炭鉱などで働いていた産業用の機関車風にしてみます。

前記事2 
<前作の写真資料>
オレンジ色のライン(上から6ミリ)でシリンダーボックスをカット。


シリンダーボックスの上面がフラットに。

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これに伴って、床板(ランボード)の高さが下がり、ボイラー下面と同レベルでフラットとなり、前面の傾斜部分も短くなります。前輪がない分だけ、すっきりしたフロントデッキに。

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パーツを切り取り、床面をフラットに上面に網目板をハンダ付。
デッキの上面にも網目板をハンダ付け。のちほど煙室扉前の傾斜部分に踏み台も追加。

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前後の連結器の高さも、標準の高さに調整。

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コンプレッサーと空気溜め

蒸気タービンを回して圧縮空気を作る装置がコンプレッサー。圧縮空気はブレーキ制動やブロワーなどに用いられます。

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前作ではC12型のイメージ合わせてコンプレッサーを機関車の右側におき、エアタンクを運転席の左右両側に持ってきましたが、今回はコンプレッサーを機関車の左側に、エアタンクは右側1つのみにしました。

右サイドの、冷却管とエアタンク

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発電機
も、蒸気タービンが原動力なので、キャブ前方から蒸気管、発電機の裏側から排気管を出しておきます。排気管の出口手前に筒型のマフラー(消音機)をつけておきます。

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煙室扉(前面)および踏み台も取り付け、ひととおり加工を終えた上回り

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◆塗装

半ツヤのセミグロスブラックを吹付け
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まだ汚しメイクはかけていません。


ならんだ姉妹機

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いずれも手前が今回の10号機。

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ランボードが低くなり、傾斜部が短くなったことで、車長が4ミリほど短くなっています。
前からみた表情も違う印象になりました。

炭鉱などで働いていた産業用のCタンク風の風貌に…


<イメージに近い機関車たち>

筑豊線勝野~筑前宮田
筑豊線勝野~筑前宮田

筑豊・貝島炭鉱
筑豊・貝島炭鉱 

岩見沢
岩見沢1 

プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

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