音の小道具 ひょうたんマラカス

2017年 4月1日(土)

世田谷の馬事公苑近くの農園に毎年春先になるとお目見えするのが、小さなひょうたん。先週、3月25日(土)にもご紹介しました。

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センナリヒョウタン(千成瓢箪)という小さな品種で、片手で握れて、七味唐辛子を入れて卓上に置くのにもちょうどよい大きさです。5年前にもこの季節に2~3個いただいたことがありました。

今回は6個ほど、音の小道具・ひょうたんマラカスにしてみます。

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素材づくり

茎の部分を切り落とし、頭に穴をあけます。よき位置にキリで穴をあけ、プラスのドライバーで広げます。

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箸でつついて逆さにして根気よく振ってると、タネや内部の皮がぽろぽろ出てきます。

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紙やすりで表面の汚れた部分、ザラザラした部分を取り除きます。
ただ、あまり綺麗に取り過ぎず、ほどよく自然な感じが残るように…

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◆「音」を求めて

さて、肝心なシャカシャカの中味…
最初に思いついたのは、乾燥剤として使うシリカゲルです。湿気対策にも良いかな、と。

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薬局で400円ほどで売っていたのが、ちょうど小さな6袋入り。
袋に入った状態のまま振ってみるとシャカシャカと良い音がするので「これだ!」と喜んで買ってきたのですが…

いざひょうたんの中に入れてみると音があまりにも小さく、重量感もなくてスカスカ…

楽器屋さんで売っているたまご型のミニ・マラカスには鉄(スチール)の小さな玉が入っていて、重量感もあって音もしっかり出ますが、鉄とプラスチックによる割と高めの硬い音。

たまごマラカス


今回せっかくの天然素材ですから、もっと自然な、やさしい音色にしたい…

そこで、二子玉川の鉄道模型屋さん(=「いさみや」さん)に久々に行って、模型のシーナリ(風景)を作るための小粒の石を一袋いただきました。
大きさも選別してあって、これだけ入って200円、申し訳ないほど安価です!

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石粒はだいたい2~3ミリ径。さっそく中に入れて振ってみると…

おぉぉ、そうそう、この音! 
重すぎず、軽すぎず、振った感じもなかなか良さそうです。

石粒をどれ位入れたらよいか、量をいろいろ変えて試しました。少なすぎず多すぎず、ちょうどよい量があるみたいです。しかも6個それぞれ個性的な姿をしていて、それぞれ個体ごとにちょうど良い量が。

大きく膨らんだ個体の方が、壁が薄くていい音がするようです。

さんざん試して振って石粒を出してみると、中からまだ残っていたタネやうす皮が一緒に出てきます!
出した石粒ごと水に入れると不純物がこんなに浮きます。

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これら不純物は音を消して悪くするだけなので、石粒を入れてよく振ったことで中の壁掃除もできて良かったです。


いよいよ「形」に

あらためて乾いた石粒をそれぞれの個体に適量入れ、持ち手の棒をつけます。
本体を手で握って振るより、棒を付けた方がいい響きになります。

しかし、丸箸では細すぎ、鉛筆ぐらいの太さの木か竹の棒、何かないかな…?

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身近なところに落ちていた小枝が目に留まりました。
生垣を剪定(せんてい)したものが道端に放置され、よく乾燥していました。
色具合もなかなか良さそうです。

ほどよい太さの部分を10センチほどにカット。

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ひょうたんの穴を、それぞれ棒の太さに合わせてヤスリで広げます。

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木工用のボンドでしっかり隙間なく接着し、中の石粒がくっつかないように棒を上に向けてよく乾かします。

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持ち手・接着剤のはみだし部分をヤスリできれいに仕上げ、表面の保護・割れの防止も兼ねて透明ニスで仕上げます。

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風・日差しのないところで陰干し。

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本体が乾いたら、柄の部分も…

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完成!

12d 完成

ひとつひとつ微妙に音の異なる子たちが誕生!
デイホームでの歌会に持参したり、音の小道具として活用していきます。


<参照>

千成ひょうたん

*2012年のひょうたん→ 「鳥小屋&ひょうたん」

*鉄道模型「いさみや」さん→ 「遊びから学ぶ 人生の恩人」



コメントの投稿

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「音の小道具 ひょうたんマラカス」

マラカスでしたか〜。全く気がつきませんでした〜。
可愛いですね❤️ 指の間に挟んで、いろいろな音を組み合わせられると、面白いでしょうね〜!
リズム楽器だと、普通の人も一緒に楽しめそうですね(^。^)
みんなで合奏するのも、一体感が味わえて良かったり……。
打楽器だけでも、立派に演奏会できるから、楽しみですよね〜。
で、次は何にチャレンジします?

Re: 「音の小道具 ひょうたんマラカス」

想像つきませんでしたか?
飲み物入れとは違う発想ですからね…
歌会でみなさんにお渡しして、歌に合わせて振っていただくのにも手軽で良いかなと。
たまごマラカスと合わせてもまだ数が足りないので、また増産しないと…
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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