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メニュー紹介 <更新版>

ようこそ 「ティンパニで朝食を」へ !

すべての人に音楽の喜びを! 障がいのある人もない人も、音楽の力でともに生きる社会へ。
ブログを開設したのは、そんな思いを強くした2010年の4月でした。左の「プロフィール」もご参照ください。

長文の記事も多いですが、視覚に障がいのある方も音声変換で閲覧されますし、中学生でもきちんと読んでいただければ分かる文章で書くように心掛けています。

はじめてご訪問の方にも分かりやすいように、常にこの「メニュー紹介」がトップにくるように投稿日時を本年末の日付に設定しています。 このトップページだけをご覧になって「あ~、まだ更新してないな」と閉じないで下さい! 最新記事はひとつ下にあります。

以下の各カテゴリーから、ご興味のあるテーマの項目(画像の上の文字)をクリックしていただくと、そのテーマの記事群に飛べます。
 


★テーマ項目(緑文字)をクリックすると、今開いているメニュー画面とは別の新しいタブで開きますから、そのカテゴリ内を色々ご覧になったあと右上の「×印」で消せば、再びこのメニュー画面が表示されます。

★カテゴリ内を
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~ 音楽関連~

公開情報(コンサート・放送予定など) 

2017
in 徳島 2017.6.25 in 飯山 2017.8.6 in 岐阜20170627

2018

1b_20180805234416b07.jpg  2018.9.12 サントリーH

音楽ギャラリー(リハーサル・バックヤードの様子など)
ティンパニ 
2010年3月「こころコンサート」 NHKホールにて

★フェイスブックもこのプロフィール写真でやっていますので、よかったら探して下さい。

★このカテゴリにはパスワードをかけてある記事があります。
不特定多数には公開していない画像を含むもので、友人・知人にアルバムをお見せするような形でのアップです。
ブログ案内を差し上げている方は、そこに書いてあるパスワードを入力してください。

何かのご縁でこのブログを訪問されてご興味のある方は、この記事下の「コメント」欄に簡単な自己紹介・お名前・メールアドレスをご記入の上、「管理人だけに表示を許可する」にチェックを入れて送信してください(いわゆる“鍵コメ”というもので、他の方からは見えない私信となります)。こちらからメールにてパスワードをお知らせいたします。 



コバケン先生との出逢い(05長崎・06熊本)
コバケン先生 

出逢いに感謝して
出逢い 

ティンパニのつぶやき(オーケストラの打楽器)
打楽器

★デイホーム日誌
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2016年12月より、月にいちど「脳が喜ぶ歌の会」という枠を持たせていただいてます

50代ことはじめ ~音楽療法の世界へ~
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★「音の小部屋」プロジェクト
5度時計(改右回り)

「音」についてアラカルト
チェロは歌う 音について

私のこの一曲

シャコンヌ 

オペラの世界へ

カルメン2 オペラ1

→ 電子書籍「オペラの世界へ ~カルメンを中心に~」


~社会~


ノーマライゼイション(ともに生きる)

コミュニケーション

「豊かさとは…?」~日本が見失ってはいけない大切なこと~
派遣村 

社会・時事に思う

一歩踏み込んで 言わせて頂きます! 

★駅の安全・案内サインなど
2011021301471947a_20170330005741b57.jpg

原発関連 ~「社会・時事に思う」から分離しました~

★アジアにおける日本の過去 ~「社会・時事に思う」から分離しました~
 

~季節・鉄道・模型・旅~

季節・日記
季節 

模型ギャラリー(手作り模型の世界)
★鉄道模型
模型1 模型2 模型3

鉄道以外にも…
★ドールハウス(ミニチュアの家)
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もうひとりの恩師(鉄道模型屋さんから学んだ遊びの哲学)
いさみや

小さな鉄(テツ)な旅 ~江ノ電・世田谷線ほか~
テツ旅1 テツ旅2

旅・鉄道(韓国・イギリス・アメリカ・カナダ…)
旅1 旅2カナダ 旅3シアトル 


~自然・科学~

★身近な科学(ちょっと好奇心)

自然・歴史・民俗
雷・竜巻1 風神雷神

なまず通信…2011年1/18(=東日本大震災の約2か月前)に立ち上げたカテゴリーです
なまず1 なまず2 なまず3 なまず4


~その他~


己を見つめる

パウゼ(♪ひと休み)…疲れた頭と なまった腹筋に!

ピアノジョーク…「パウゼ」から分離しました

尻っぽの生えた天使たち
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深まりゆく秋を 東西の音楽で in 上馬

2018.11.10 

脳が喜ぶ歌の会 in デイホーム上馬

 ~深まりゆく秋を 東西の音楽で~

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きょう11月10日は「オルゴールの日」 (1110=いい音)
小さなオルゴールの音色(♪星に願いを)をはじめに聴いていただいて会をスタート。

2

<プログラム>

♪秋桜(コスモス) (山口百恵)

♪いい日旅立ち・西へ
 (鬼束ちひろ)

「いい日旅立ち」は1978年に谷村新司の作詞・作曲で生まれ、山口百恵の歌でヒットした。
その後、鬼束ちひろの声に魅了された谷村新司が、鬼束ちひろのために新たな歌詞を書きおろしてリメイクしたのがこの歌(2003年)。
オリジナルは「♪雪どけ間近の北の空に向かい…」の歌い出しで、春先の北に旅立つイメージだが、こちらは西(瀬戸内地方)へ、自分の幼少期の思い出探しに旅するイメージ。イントロもしっとりと静か。
同じく谷村氏の「三都物語」に続いてJR西日本のイメージソングともなった。



♪さよならをするために (ビリー・バンバン)

日本テレビのドラマ「3丁目4番地」の主題歌。石坂浩二さんの作詞。



♪旅 愁
 (♪更け行く秋の夜 旅の空の~ 作曲:ジョン・P・オードウェイ)

原曲の“Dreaming of Home and Mother(家と母を夢見て)”の原作者ジョン・P・オードウェイ(1824~1880)は、アメリカ音楽史に残る歌曲を数多く作曲したスティーブン・フォスター(1826~1864)や、『大きな古時計』の原作者ヘンリー・クレイ・ワーク(1832~1884)とほぼ同時期に活動した音楽家。医学博士でもあり、医師の仕事の傍ら作曲や楽譜出版業も手がけた。

詩人で教育者の犬童球渓(いんどう きゅうけい・1879~1943)は熊本県人吉市に生まれ、東京音楽学校を卒業後、音楽教師として各地を転々とし、新潟高等女学校に勤務していた期間中に、ジョン・P・オードウェイの『家と母を夢見て』の曲を知り、故郷の熊本県から遠く離れた自分の心情と重ね合わせながら訳詞した。
本名は「犬童信蔵(いんどう のぶぞう)」というが、熊本の球磨川(くまがわ)の渓谷に生まれたことから「球渓」というペンネームをつけた。



~ちょっぴり クラシック~
前回お尋ねしたところ、クラシックがお好きだという方が何人もいらっしゃったので…

♪モルダウ (スメタナ作曲 連作交響詩「わが祖国」より)
  日本語の歌詞で皆さんにも歌っていただきました。

♪遠き山に日は落ちて / 家路 
   (ドヴォルザーク交響曲9番 「新世界より」 2楽章)
  2種類の日本語の歌詞、それぞれ1番を歌い比べていただきました。

  曲解説、チェコを代表する2人の作曲家、スメタナとドヴォルザークについて
  (希望者には私のオリジナル資料のコピーを差し上げました)

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~シャンソン~


♪枯葉 (岩谷時子訳・日本語版にて)

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自宅近くの緑道にて…

次週11月17日(土)はデイホーム野沢、その翌週24日(土)は等々力の家デイホームにお邪魔します。
深まりゆく秋、お身体に気を付けてお過ごしください。


「ねじれ」は悪いこと?…本当の民主主義とは?

2018.11.8

◆「ねじれ」は悪いこと?

アメリカの中間選挙の結果、上院では共和党が、下院では民主党が多数となりました。
つまり簡単に言ってしまうと、下院ではトランプ政権に対する批判票の方が多かったということです。
日本のメディアは、8日朝からさかんに「ねじれ」という表現で報じています。

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「ねじれ」とは?

わが国においても、衆議院・参議院のいずれかで与党の議席が過半数に達しない状態のことを「ねじれ国会」と呼びます。
ある法案が衆議院では与党の賛成多数で可決されても、参議院では野党の反対票の方が多ければ否決され、法案は通りません。

「ねじれ」という表現、あまり良い意味では用いられていないように思います。

もし本当に国民のために必要かつ緊急性のある法案が、なんでもかんでも野党の反対によって阻止され、何事もすんなり決まらない状態であるならば、「ねじれ」状態は良くないといえるでしょう。

しかし、傲慢かつ強引なリーダーが仕切っている政権が、とても危険な法案をどんどん出してくるような場合、「ごもっとも、御意!」と賛同する与党が絶対的多数を占めてしまっていて、なんでも強引に決められてしまうような場合は、どうでしょうか?

「いまのリーダーはあの人なんだから、そういうリーダーを選んだのは国民なんだから、リーダーの言うことにいちいち反対したってしょうがない、従っていればいいんだ」…そうお考えになりますか?

いやいや、どんなに力をもっていようと、ある部分は優れていようと、間違ったことに対しては「NO」と言う、慎重論反対意見も絶対に必要ではないでしょうか?

「ねじれ」というマイナスイメージの表現で報じる大手メディアに対しても、なにかと「多数派であること」が好きな日本の皆さんにも、あらためて問いかけたいところです。


◆なんでも「数の力」で通されるのが良いことなのか?

イエスマンだけで周囲を固め、なんでもかんでも「数の力」で通していく政治が果たして良いことなのでしょうか?

たしかに優柔不断で何事も決断できない、何事も先送りするようなリーダーでは困ります。本当に国民のために有益な法案ならば、しっかり通していただける「強いリーダーシップ」「決められる政治」が求められます。

また、社会情勢が不安定な中、多くのリーダー候補者たちが大同小異で政権の座を奪い合い、政権がころころと変わるような状況では、諸外国の代表から見ても「いったい誰をその国の代表と信じて交渉したらいいんだ」ということにもなります。
そういう意味では、ある程度安定した政権、強いリーダーシップによる「決められる政治」は大切です。

しかし今の日本も今のアメリカも、はたしてそういうことが求められている状況でしょうか?

「ねじれ」はたしかに政権側からすれば由々しき事態、できれば避けたいことでしょう。
しかし全体から見れば、ひとりの権力者に盲目的に追従するばかりではない、ある意味「安全装置」が働く状態ではないでしょうか?
私は今回のアメリカ中間選挙結果を見て、アメリカには民主主義が生きてるな、と思った次第です。


◆わが国の民主主義はいずこへ?

リーダーおよび政権与党の思惑によって「はじめに結論ありき」で先走り、国民にとってマイナスの方向に行きかねない懸念があるときは、違う意見も出し合ってしっかり議論し、慎重に進めていく必要があります。

政権に対する疑惑にも説明責任を果たさず国会ではぐらかし答弁を続ける。
法案の前提となるべきデータがどう見てもおかしい・間違いがあったことを認めたにも関わらず、法案そのものの再検討はしないまま強引に通してしまう(=働き方改革法案)。

何を・どこまで・どのように…という具体的な施策・方法論を示さないまま、とにかく法案だけをまず先に通してしまおうとする(=集団的自衛権を含む安保法制しかり、特定秘密保護法しかり、働き方改革しかり、今国会で通そうとしている外国人労働者受け入れ法案しかり…)。

閣議決定で大筋を決め、国会は形式的に通さなくてはならないフィルターのように、いかに野党の反対・議論を抑え込んで通してしまうかに奔走する。

国会の場で野党から具体的に突っ込まれた質問はことごとくはぐらかし、大義名分だけを読み上げ、聞いてもいないことをだらだら答弁し…

時間だけ経過すれば強引に採決に移り、まだ何も肝心な審議なんかできていない状況で野党が猛反発する中、だまし討ちのようにどさくさに紛れて採決。「数の力」でなんでも強引に通してしまう。

それが本当に国民の代表による審議の場「国会」、民主主義のあるべき姿なんでしょうか????


◆あるべき民主主義の姿とは?

もし野党が多数議席を占めたとします。与党だけが賛成しても通りませんね。

法案の趣旨・目的・適用範囲などを具体的に明確に野党に対してもきちんと「丁寧に説明」し、適用範囲や懸念される問題・対策などについて、正しいデータに基づいて「しっかりと議論」し、野党にも国民にも「理解を深めて」いく。そうして野党側からもある程度の賛成が得られてはじめて可決される。

そう、いつもわが国の総理が口先では言っていることを、本当に実行すれば良いのです!
話は簡単です。それが民主主義のあるべき姿でしょう。

さらに言うなら、たとえ与党に所属していてもすべてに「賛成」する必要があるのかという点。政権与党内からも慎重論や反対意見が出てきても良いはず。
裏返せば野党も、きちんと質問をしてそれに対して政権から納得のいく説明が得られたら賛成しても良いのです。

与党=絶対賛成、野党=絶対反対、という色分けそのものがおかしいのです。
与野党の利害を超えて、国民のための政治のあるべき論をしっかり議論してものごを決めていくことが国会の役割でしょう。


多数派にいることで安心する日本人へ

強い者のもとでは何もいえない。自分が飛び出してにらまれるより、従順に従っている方が自分の身のため。長いものに巻かれろ。みんなと同じで安心…

政治に関する話題には首を突っ込まない、あの人はどっち寄りだと周りから見られる、自分の意見は出さない…「政治の話」=わたしたち社会の話、という認識が弱い。

いまの政権のやってることが決してすべて正しいとは思わない(=個々の政策に対しては疑問・反対もある)。
でも「ほかの野党もね~」「じゃ、どこに政権を任せられるの?」へ…選挙は「どっちがマシか」の勝ち馬レース予想じゃないんです!

かくして、安定政権・現状維持、他人任せで自民党に一票。その結果、いつまでも政権に「数の力」を与え、何ごとにもすべて「賛成多数」状態。

これは仲間内のサークルでも、家庭内でも、どこでも共通しますが、一見力のありそうなリーダーのもとでは、イエスマンばかりでなく反対意見・助言をする人が必ず必要なのです。社会においても、国会においても同じではないでしょうか?

野党にも議席を伸ばしていただく。そのためには言うまでもなく野党にもしっかり頑張っていただかなくてはいけませんが、同時に国民有権者の意識が変わらなくてはいけません。
「どこに政権を任せられるか」「どっちが勝つか」の勝馬レース予想ではなく、誰に私たち国民の声を代弁してもらったらよいかをよく考えて一票を投じることです。私からはとくに何党に投票しましょうとは言いません!それぞれの選挙区の候補者の中から皆さんが思い思いの人に一票を投ずればよいのです。

そして、国会では本質的な議論をしっかりやっていただき、納得できることは通るけど筋の通らないことは通らないようにする…それが民主主義の本来あるべき姿でしょう。

★久々にこちら「社会・時事に思う」というカテゴリーで書きましたが、これは「政治の話」=「どの党がいい・悪い、どこを支持しようか」といった話題ではありません。私たち社会の問題・民主主義の根幹・意識の問題…として書いたつもりです。

★過去にも私のブログにこんな記事を書いています。政治の話=私たち社会の問題のはずなのに…
→ 考えること、表現することの大切さ (2015.9月)
→ 答えは風の中…? (2017.4月)

(とりあえず「完」)

「運命」のティンパニ

2018.11.6 (火)

またしても久しぶりに、このカテゴリーでの投稿です。

N響のティンパニ奏者、久保昌一さんがFBに「こんなの初めて」と投稿されていた画像を見て、私も「ん?」と思ったのでシェア(=画像を保存)させていただきご紹介します。
久保さんは、よくこの種の「謎かけ」めいた楽譜をアップされます。かなりマニアックで高度なものが多いですが、これは私が見ても何の曲のどの箇所かはすぐに分かりました!

ベートーヴェンの交響曲5番「運命」の最終楽章(4楽章)のティンパニのパート譜です。
3楽章の終わりからティンパニ・ソロの長~いトンネルを抜けて、明るいハ長調の4楽章に突入し、最初の呈示部分をくり返しをた後(=展開部に入ったところ)です。

かなり有名な曲なので、クラシック好きな方、とりわけティンパニに詳しい方なら何かお気づきでは…?

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◆まずは、私が「ん?」と思った箇所に赤い囲みをつけました。

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ベートーヴェンの時代の交響曲では、ティンパニは2台使用、各楽章ごとに2つの音に合わせて演奏することが多く、5番「運命」では全楽章「ド」「ソ」に合わせます。
なのに、赤く囲ったところでは「レ」の音が要求されてます!ティンパニを3台使うか、瞬時にペダルで音を変えて対応するか…?

一般的な版では、ここはティンパニは「お休み」なんですね。

<一般的なティンパニ譜>
「運命」4楽章Timp 部分

久保さんがアップされていた楽譜は、トスカニーニ版ではないか、とのこと。ティンパニ好きだったのでしょうか(?)、本来ないところにティンパニの音を書き足してるんですね。
しかし、そもそもこの箇所、ベートーヴェンは周りのオーケストラの音とマッチしないから「仕方なく」抜いたんでしょうか?

ベートーヴェンの交響曲では、ほかにも3番「英雄」の1楽章の終わりにも、なぜかティンパニに一コマ「休み」が入るところがあります。
あえて1こまの「空白」を作ることを意図的にやったのではないか…と私はこれまで解釈してきました。
どうなんでしょうね…?


もう一つの大きな違い

さて、久保さんが「こんなのはじめて」と書かれていたのは、私が気づいたこととは別だったようです。
「レ」の音を追加するケースは他でもあるそうなんですね。
私はそっちにばかり目を奪われてて、その先に気づかなかったのですが…

練習記号「E」に入る2小節前(=中間部に3楽章のテーマが静かに再現される場面の少し前)。

通常はトレモロで2小節ですが、この譜面では最初に16分音符を4つ叩いてからトレモロに入るように書かれています!

E前16分音符

<一般的なティンパニ譜>
「運命」4楽章Timp 部分 - トレモロ

ちなみに、一般的なティンパニの譜面でも、4楽章の一番最後の音はこのような表記になっています。
「運命」4楽章Timpラスト

「タカタカタカ…」と最初は粒立てて叩いて、あとで「ダ~ん」とロール(トレモロ)の響きにする。
ベートーヴェン様は最後のティンパニに華を持たせてくれたんだな、と喜んでやってましたが、これと同じように先ほどの「E」の前でもやりなさいという指示なんでしょうかね。

たかがティンパニ、されどティンパニ。1発の音もけっこう奥は深いのです!
ベートーヴェン好きな方、どう思われますか?


音のニュアンスの違い

あと、これは一般の楽譜とも共通しますが、下の段のAllegroでふたたびテーマが出るわけですが、リズムを刻むフレーズ内で、4分音符8分音符(+8分休符)が使い分けられてます。

さらに先ほどの版をよく見ると、メインテーマと重なる1音ごとにスラーの記号がついています。
ピアノをはじめメロディ楽器の楽譜にスラーがついている場合、次の音と滑らかにつなげるようにという指示ですが、1音ごとに切れるティンパニにあえてスラーの指示が書き込まれているのは、「音の長さをしっかり伸ばして、激しく打つのではなく、まろやかな音色で…」といったニュアンスでしょうか。


メインフレーズ

ブラームスの「ハンガリアン舞曲」にもこういう表記が区別された箇所があります。
これは単に音の長さの問題というよりアタックの表情の違いと解釈します。それについては以前「音の小部屋」で書いた記事をご参照まで。
→ アタックの表情の違い

テレサ・テンの世界 in 等々力デイホーム 

2018.10.27(土)
等々力の家デイホーム

雨の予報が思ったより早くあがり、午後からは汗ばむほどの陽気になった週末。等々力の家デイホームにお邪魔しました。
9月の敬老会から1か月ちょっと、まだ2回目なのに、皆さんとうちとけた楽しい時間を過ごさせていただきました。

前回に続いてリードヴォーカルの藤井淳水さんにお越しいただいて、アジアの歌姫・テレサ・テンの世界をご一緒させていただきました。

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<テレサ・テン> ノート

1953年 台湾で生まれる。父親は軍人で三人の兄と弟一人。香港・タイ・マレーシアなどでも知られるアジアの歌姫。日本では1974年、21歳のときに「♪今夜かしら明日かしら」(初デートをどきどき待つ少女の心)でデビューするが、あまりヒットせず。演歌路線に切り替えて、同年「空港」が大ヒット。

テレサ・テンの歌は、歌詞(ことば)が美しい。日本人以上に「美しいことば」を丁寧に歌い上げています。
決して身勝手にではなく、愛する人を一途に愛する想い、相手を思えばこそ自ら身を引く女心、愛する人に残すメッセージ、人としての愛…荒木とよひさ氏の歌詞は、心を打たれるものがあります。

また、男性歌手の歌のカバーでも、見事に主人公を演じきっています。
世代を超えて愛されるのがテレサ・テンの世界です。

<プログラム>

♪空港…身を引く女心 「どうぞ帰ってあの人のもとへ 私はひとり去ってゆく」
♪つぐない…自ら身を引く女性、相手への気遣い・想い
♪愛人…たとえ一緒に街を歩けなくても…。中国語では「愛する人(アイレン)」
♪時の流れに身をまかせ…もしもあなたと逢わずにいたら私は何をしてたでしょう
♪別れの予感 …あなたをこれ以上愛するなんて 私にはできない(=最上級の愛)
♪香港…星屑を蒔いたような地上の灯りごとに、夢を追いかける人生がある。
いつの日か旅立つならば傍に愛する人、心だけが帰るところはこの街…
テレサ・テンの生涯を象徴するかのような一曲といえるでしょう。
  
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ここからは、男性歌手の歌をテレサ・テンがカバーした曲

♪思い出迷子…チョー・ヨンピルの歌のカバー
♪そしてめぐり逢い…五木ひろしの歌のカバー
♪北の旅人…石原裕次郎の歌のカバー

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★クリックすると大きな画面でご覧になれます

<サプライズ>

♪「北の旅人」で釧路・函館・小樽…北海道の地名が3つ出たところで…

前回、みなさんに「想い出の一曲」をお尋ねしたところ、カードに「小樽のひとよ」と記入してくださった方がいらっしゃいました。昭和43年、札幌に赴任されていたときに流行していた想い出の曲だそうです。
そのT.H氏が今日もいらっしゃったのでマイクを、皆さんにも歌詞シートをお配りして…
東京ロマンチカの♪「小樽のひとよ」!
以前アカペラをやっておられたそうで、素晴らしい歌声を聴かせてくださいました!

そしてもう一曲…
まさにこれからの季節に歌いたいシャンソン、♪「枯葉」
シャンソンには、静かに語りかける部分(クープレ)と、歌い上げる部分(シャンテ)があります。
岩谷時子さんの日本語の詞で、前半はヴォーカルの藤井淳水さんに、後半のシャンテから皆さんで…


さて、早いもので10月もまもなく終わり。
デイホームはハロウィンの飾り付けで一杯でした。
壁一面のコラージュは、職員スタッフKさんの作品!

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★等々力の家デイホーム、次回は11月24日(土) 14時~


スティックのり事情

2018.10.26

紙をしわにならずに貼れるスティックのりには本当にお世話になってきました。
液状ののりでは、乾くとどうしても波打ってしまうので、楽譜の製本などにスティックのりは欠かせません。

ただ、その中で最近多いのが、青いキャップのもので、のりも青く着色されていて、乾くと色が消える「消えいろ」と称するもの。

ただ、この「消えいろ」には、重大な問題があるのです!

貼ってからわずか数日で、予期せぬときにパリっと剥がれてしまうのです!
使われた方で同じ経験のある方はいらっしゃいませんか?

こちら、ノートに貼ったコピー紙が、わずか3日目にこのとおり…!

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私はもう10年以上前から分かっているので、大切なものの貼り合わせには青い「消えいろ」は使わず、赤いキャップの元祖・スティックのりをずっと使ってきました。

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しかし、3日前にデイホームに向けて資料(歌詞シート)を作っていて、途中でのりがなくなってしまい、あいにく買い置きもなかったので、しかたなく夜コンビニで青い「消えいろ」を購入しました(コンビニにはどこも「青」いタイプしか置いてない)。

もしかしたら商品が改善してるかな…とわずかな希望をもって使ってみたんですが、やはりこの通り!


なぜかコンビニには青しか置いてない!

何十ページにもおよぶ楽譜をコピー製本し、演奏中に突然パリッと剥がれる…
郵便物の封印が、配送中にはがれてしまう…
いつ剥がれるか分からない(←剥がれないこともある)…これでは信用できず、「のり」としての用をなしてません!

なのに、コンビニに置かれているスティックのりはこの「消えいろ」1種類だけ
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートすべて同様で、私はもう10年ほど前からたびたび店長さんクラスの人に伝え、赤いキャップの元祖・スティックのりも仕入れて置くようにお願い・進言してきたのですが、一向に改まりません。

なぜ…!?
実際に使ってみなさいよ、と言いたい。
使う側から具体的に提案しているのに、その声に耳を傾けて見直す・改善するということがなぜできない?
メーカーとの癒着、よほど大きな圧力でもあるんでしょうか…?

メーカー側に問い合わせたところ、赤いキャップのものには「強粘着」と表示して差別化してるとのこと。
ならば、小売りであるコンビニの商品流通の問題。両方置いて消費者に選択の余地を与えるべきでしょう。

瞬間接着剤ばかり何種類も並べ、木工用のボンドも、合成ゴム系のボンドも置いてない。
目新しいもの(メーカー側が売り込みたいもの?)だけを並べ、基本的なものをどんどんなくしてしまう…困ったものです。



基本的に必要なものは、ちゃんとした文具店が開いている時間帯に余分に買ってストックしておくことを原則としてきた私ですが、今回のように緊急避難的にコンビニを利用することもあります。 
コンビニも本来の「便利」という意味から、少しは考えていただきたいものです。

どこの組織でも、上の立場の人が勝手に決めたことをただマニュアル化する(=トップダウン)だけで、現場の人(店長以下)が商品のことを何も知らない。決められた流通ルートから仕入れ、ただ並べて売るだけ…
利用者からの貴重な意見にも耳を傾けて上に進言して変えていくこと(=下から上への提案型の仕事)が本当にできなくなっている!

もう10年来、何度となく店長さんクラスに丁寧に申し上げてきたにもかかわらず、一向に改善されないとすれば、あとは消費生活センターにでも進言するしかないのか…?



ちなみに郵便局にはどこも、この青の「消えいろ」タイプは置いてません。作業テーブルに置かれているのは、昔からある液状タイプです。
貼って乾燥すると多少波打ちますが、予期せぬときにパリっと剥がれることはなく「のり」としての信頼性が高いのでしょう。

ヘンデル「マカベウスのユダ」

2018.10.21

運動会の表彰式で必ずといってよいほど用いられるこの曲、皆さんもよくご存知ですよね。



子どもたちが、遊びの中で表彰式を模して誰かの勝利を宣言するようなときにも「♪パーパーパパーパー…」とこの曲を口ずさむのもよく耳にします。

さてこの曲の曲名は?

ヘンデル作曲 オラトリオ「マカベウスのユダ」 の第3幕より 「見よ、勇者は帰る」です。

ところで、このマカベウスのユダって、いったい誰?



話は旧約聖書の時代、紀元前160年ごろにさかのぼります。

シリア(セレウコス朝)の王エピファネスが、エルサレムに侵攻して宮殿を占拠、祭壇に偶像を立ててユダヤ人たちに偶像崇拝を強要するなど迫害します。

それに反発して立ち上がったのが、モデインという街に住んでいた祭祀・マタティアと5人の息子たち。
その中に「マカバイ」と呼ばれていたユダという人物がいたんですね。
「マカバイ」とは、もともと「金杯」という意味から、勝利の象徴とされる言葉。

この反乱は「マカバイ戦争」とも呼ばれ、ユダは父マタティアの死後反乱軍にリーダーとなってシリア軍と戦い、ついに勝利をおさめて独立を手にします。彼は英雄として凱旋し、人々に称えられます。
この話は、旧約聖書の続編に記されています。
(本日の礼拝中に出た話題より、ウィキペディアを参照)

この歴史を題材にしてヘンデルによって作曲されたのが、オラトリオ「マカベウスのユダ」なんですね。

鳥の餌小屋

2018.10.20(土)

下の娘からのリクエストで、今回は鳥の餌小屋をつくりました。

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メジロやシジュウカラなどの小鳥は歓迎ですが、カラスにはご遠慮いただきたく、サイズを検討。
底辺12センチ×12センチ、止まり木からひさしまでの高さは8センチ弱。
これなら小鳥は止まれてもカラスは無理ですね。

図面20181016 
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餌箱・柱を組み、屋根を支える垂木・妻板…
餌箱には、水抜きのための穴も1か所あけておきました。

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防腐のためにオイルステインをしみこませて着色し、さらに水をはじくようニスを塗ります。
屋根の内側は本体と同様オイルステイン&ニス仕上げ。表は赤のペイントで塗装。

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屋根に針金を取り付けてぶら下げるので、本体とは接着剤での固定だけでなく、ネジも揉んでおきました。

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バルコニーのヤマボウシの枝に取り付け…

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以前にも 簡単な鳥小屋 を作ったことがありましたが、2012年春、もう6年半も前だったんですね。
このときはプレスボードを使い、きちんとした防水加工もしていなかったので、ボロボロになって廃棄処分に。今回のはおそらくもっと耐久性は優れているはずです。

タブレット譜

10月15日(月)

Eテレ「クラシック音楽館」でシベリウス特集。
「フィンランディア」の中間部、第二のフィンランド国家ともいわれる美しい場面に男性合唱の入る版でした。

よく見ると、合唱団の中に、二つ折りのバインダーではない楽譜を見ている人が…

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そう、なんとタブレットです!
時代は変わったんですね! 本番のステージでタブレットの楽譜を見て歌っていいんですね。

そのうちオーケストラでも画面表示の楽譜ができて、曲のテンポに合わせてスクロールしてくれる、繰り返しの有無は事前に入力すればしかるべきところに飛んで戻ってくれる…「譜めくり」が不要になるかも。

でも、バッテリー切れで画面が真っ暗くなってしまったら…?
はい、そのときは文字通り「暗譜」ですね!

ホルモン焼きの「ホルモン」とは?

秋深し 隣はなにをする人ぞ…
空腹時に、サンマを焼く匂いもたまりませんが、やはりホルモン焼きに勝るものはないでしょう。

く~、たまりませんね、この画像、この匂い(想像)…
炭火焼きの焼肉では、カルビもいいけど、ホルモンは外せません!

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ところで、なんで「ホルモン」って言うんでしょう?

焼肉屋さんで注文するときに、「俺、男性ホルモン」「じゃ、私は女性ホルモン」…なんて言ったらウケるでしょうね?
脳から分泌される「ホルモン」とはまったく違うものなのに、なんで「ホルモン」っていうの?

「え、なんで?…ホルモンバランスを取るのにいい食材だから…?」

「ボーっと生きてんじゃねえよ!」
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はい、チコちゃんに怒られてしまいそうですね!

NA「なんでホルモンと言うのか?その由来も知らないまま、やれホルモンは片面焼きに限るだの、てっちゃんはいいよね、なんて語っている日本人のなんと多いことか。でもチコちゃんは知っています」

4・3・2・1…

「ホルモン焼きのホルモンとは~(どどん)、関西のおやじギャグから~」

はい、焼肉のホルモンは牛や豚の腸、昔は捨てていた部位のこと。
関西で「放るもん」と言われていたのが転じて「ホルモン」になった。

諸説あるようですが、この関西のおやじギャグから来てるとする説が有力なようです。

デイホーム上馬 お試しの会

2018.10.13(土)

同じ世田谷区内のデイホーム上馬(=日本フレンズ奉仕団)にお呼びいただき、「お試しの会」として、さっそく14:00~15:00のひとこま持たせていただきました。

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きょう参加されたメンバーは約30人。合唱もやられていて、音楽に関心の高い方が多くいらっしゃる印象を受けました。

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13日 プログラム案20181012

私がいつもやっている「脳が喜ぶ歌の会」と題して、前半で季節の歌・日本の抒情歌(特定の歌手の持ち歌というより、誰が歌っても良い歌)。
後半では昭和歌謡として石原裕次郎の曲を2曲、テレサ・テンの曲を2曲、ペギー葉山の「学生時代」、そして最後に「上を向いて歩こう」と「見上げてごらん夜の星を」。そんな構成にしてみました。



前半で選択式に挙げておいた「誰もいない海」、ご存じの方がけっこういらっしゃったので、今の季節にちょうど良いので歌っていただきました。

そして追加資料として配布をお願いした「歌と脳の働き」「パーソナルソング」について…

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後半の石原裕次郎の曲は、男性でお好きな方がいらっしゃったので2曲とも取り上げましたが、女性の多くはあまりご存じない方が多かったようです。
あまり声が聞こえてこないので1番でいったん止め、あらためてメロディを弾きながら私も久しぶりに発声!…2番・3番で少しずつみなさんも歌ってくださいました。

やはりこういう時、リードヴォーカルさんがいてくれたら…と思いますね!

でもその後のテレサ・テンの2曲(←時間があったので2曲とも取り上げました)、ペギー葉山さんの「学生時代」、終わりの坂本九さんの2曲は、どれも皆さんよくご存じで、しっかり歌ってくださいました。

他の先生の会で合唱もやられていると伺ってましたが、今日はじめてお邪魔して伴奏してみて納得。

前半の「赤とんぼ」および後半の「学生時代」では、3番に入る直前に転調して半音上げてもちゃんと皆さんついてきて下さるなど、けっこう音楽的センスのある方が多いなと実感! 私も大いに楽しませていただきました。

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最後に皆さんにお尋ねしたところ、やはり昭和歌謡をお好きな方が圧倒的に多く、映画音楽のお好きな方が男性で1名、あとなんとクラシックをお好きな方が6~7人!

デイホームにも歌詞カードはあるようなので、もしまた機会をいただけるようでしたら、皆さんの好み・得意なレパートリーなどもお聞きしながら選曲していこうと思います。

これまで伺ってきたデイホームも継続してるので(第3・第4土曜)、もしこちらにも伺うとなると土曜日が忙しくなりそうです。

今回はわずか数日前に急きょ決まって、季節の歌や昭和歌謡で構成しましたが、デイホームでも保管している曲のストックの中からその場で選曲して、さっと伴奏できるように…など、即興での対応力も求められてきそうです。

今後、どのような形でお邪魔することになるか相談中ですが、ご縁に感謝して。

「枠」の中での「揺らぎ」

2018.10.7

Eテレ「クラシック音楽館」
指揮者パーヴォ・ヤルヴィ氏のお話に、大いに共感!

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「テンポ(拍)は常に一定でも、そこにはたくさんのフレキシビリティ(柔軟性・自由)がある。テンポを上げなくても、揺れを上手に使えばテンポアップしたのと同じ効果を生み出すことができる」

そう、音楽は決して機械的なものではなく、一定のテンポの中にも揺らぎがあり、自由に遊べるんです!

「揺らぎ」…どこかでゆったり伸びたら、どこかで駆け込む。そこを上手にやらないといけません。
ゆったり伸びることだけを楽しんでいくと、酔っ払いのカラオケのように、どんどん遅れていって単なる「ズレた音楽」になってしまいます(笑)

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シュトラウスのワルツ、揺れてます!
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きょうは、ヨハン・シュトラウスマーラーという意外な組み合わせ。
でも、どちらもウイーンの作曲家で、舞踊(レントラーやワルツ)の要素をもっていて、共通点は多いとのこと。


ちょっとばかり音楽の専門的な話題だったでしょうか…?
でもこの話、「組織」にも喩えられるんじゃないかと私には思えます。

よく「こうでなくてはならない」的な組織論は多く聞かれますが、がんじがらめではなく、大きな枠から外れない範囲で柔軟にできることはあるはす。その方が組織(全体)ももっと生き生きするんじゃないかと。
また組織に属する個人には大いなる自由もあるわけです。公私混同にならない範囲で、もっと「個」を大切にしても良いんじゃないかと。私も組織に長く身を置いてきましたが、長年思ってきたことと大いに重なります。

人生という大きなステージの中で、組織に属している時間も長いですが、自由に柔軟に上手に…自分の時間も大切に揺れてみませんか。

チェコフェスティバルに行ってきました

2018.9.28 (金)

秋雨前線の影響で雨が続き、この週末はまたしても大型の台風が日本列島を縦断するとか…

貴重な青空に恵まれた今日、仕事は連日の早朝出勤だった代わりに午後早く終わったので、原宿駅近くの原宿クエストホールで今日から3日間開催されている「チェコフェスティバル」にお邪魔してきました。

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会場内には、工芸品や土産物の出店やビールやワインをいただけるブースがずらり。平日の昼間にも関わらず多くの人たちで賑わっていました。

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ステージではチェコの音楽がかわるがわる披露され、バックスクリーンにはチェコの文化や街並み、日本との交流の場面が映し出されていました。

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来場者も気軽にステージに上がって楽器に触れることが許されていました。
私も ツィンバロム を初体験!

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竪琴を横に寝かせたような形状の弦楽器をバチで叩いて演奏します。
地中海のハンマーダルシマサントゥールとも同じ仲間。この種の楽器に鍵盤装置が取り付けられてハープシコード(クラビア・チェンバロ)、ひいてはピアノへと進化していきます。
→ 以前私のブログでも、鍵盤楽器のルーツとしてご紹介してます。



今回のイベント情報は、チェコ帰りのヴァイオリニスト・遠藤万里さん(写真右)から。
チェコ製のPETROF(ペトロフ)のピアノを扱っているお店のブースにお手伝いにいらしてました。

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手作りのぬくもり感・味わいのあるピアノです。
私も試弾させていただきました。どうせ弾くならチェコにちなんで「モルダウ」の有名な部分を…
タッチは軽くて、明るく温かみのある音色です。

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↑ こちら(左)はほかのピアニストさんの手です

お店のスタッフさんたちによるデュオ。
チェコゆかりの作品を2曲ほど(フィビフの「ポエム」、ドヴォルザークの「ユモレスク」)を聴かせてくださいました。

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遠藤さんとは以前「コバケンとその仲間たちオーケストラ」でご一緒しましたが、チェコで学ばれた後プロのオーケストラに就職されて、チェコには8年ほどご在住。

昨年帰国され、FBつながりから今年の7月には、私が毎月担当させていただいているデイホームの音楽・歌の会にゲストとして来ていただきました。
→ チェコ帰りのヴァイオリニストをお迎えして



フェスティバルは、30日(日)までの3日間、朝11時~夜8時まで、原宿駅前の原宿クエストホールで開催されています。

チェコはご存じのとおりスメタナとドヴォルザークを生んだ国。今でも多くの人たちがごく日常の中でさりげなく音楽と親しんでいる国だと聞きます。

ヴァルタバ(モルダウ河)の流れるチェコの街並、ボヘミア地方の草原を渡る風…
私も元気なうちにぜひチェコに行ってみたくなりました。


9.22 デイホーム野沢

2018.9.22(土) 13:50~

今月は変則で第四土曜日、デイホーム野沢での「脳が喜ぶ歌の会」でした。

紅白の彼岸花(マンジュシャゲ)も満開、明日は秋分の日。2~3日ぐずついた空も午後になって晴れてきました。

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まず前半は、この季節らしい歌を3曲ほど

♪赤とんぼ
♪小さい秋みつけた
♪誰もいない海

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~あなたの“想い出の一曲”から~

前回みなさんにシートをお配りして「想い出の一曲」を募ったところ、数名の方からすぐにご回答をいただきました。その中からまずは…

♪君恋し (フランク永井)

例によって、歌詞シートにコードとイントロをメモ程度に五線紙に書いたものを貼りつけて伴奏。 スイングジャズ風に…

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フランク永井が歌って1960年代に有名になりましたが、じつはこの歌が作られたのはもっと古く、歌詞は大正時代に作られていて、浅草電気館レビューで人気を博していた歌手・二村定一氏が昭和3年にレコーディングしているんですね。
この曲を好きな女性の方も多いんだな、と今日あらためて思いました。

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「お茶タイム」をはさんで…

♪未完成交響曲 (シューベルト)

かつて、文芸雑誌を作っておられた方が、会のはじめに毎回この曲を聴いていらして、グループ名も「未完成」とされていたとか。
そんな話をインタビューさせていただきつつ、お茶タイムに、1楽章の前半3分の1ほど(=主題呈示部)をピアノ譜に起こしたもので再現してみました。

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♪からたちの花 

あらためて楽譜を見ると、3拍子と2拍子が混じっていて、詩の節ごとにメロディも伸ばす長さも微妙に異り、意外と難しい曲です。

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詩の節ごとに番号を振った歌詞シートを配布していただき、私が弾きながら「〇番です」と言いながら伴奏。
必要なら2回位やってみようとも思ってましたが、皆さんよくこの曲をご存じで、1回で見事に歌いきってくださいました。

<私にとっても、恩師との再会のきっかけをくれた曲>

じつは私にとっても「からたちの花」は想い出の一曲。
小学校1・2年生の時に担任だった先生が、2年生のお別れ会で歌ってくださり、「みなさんが大きくなってどこかでこの『からたちの花』を聞いたら、先生のことを思い出してくださいね」と言われたのです。

両親が他界し、子供のころを思い出していた時期に、たてつづけにこの「からたちの花」を聴く機会があり、あたかも「今のうちにその先生を探して訪ねなさい」と天の声で言われているように駆り立てられ、いくつかの偶然を経て、その先生と40年以上たって再会を果たしたのです!
「想い出の一曲」の力は大きいですね。


◆新しい試み

きょう、ちょっと試してみたかったことがひとつ。事前に皆さんに歌詞を配布していない曲を取り上げる試みです(「想い出の曲」を挙げてくださった方が、もし今日いらしてなかったら…を想定して)。

この1年半以上、デイホームで取り上げてきた日本の歌・歌謡曲などがざっと120曲を越えました!
その中から、季節ごと・題名ごと・歌手ごと…等に歌詞を取り出すことができれば、必ずしも全員に歌詞をコピー配布していなくても歌える方法はないか…と。

今日は試しに…

♪「里の秋」
♪「学生時代」


司会の望月氏に歌詞をお渡しして「先読み」していただき、皆さんに続けて歌っていただく…かつての歌声喫茶方式でやってみました。

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曲によって、読み上げるフレーズ・先読みをはじめるタイミング・伴奏を弾くテンポにも注意が必要ですが、みなさんちゃんとついて歌って下さいます。少し慣れれば、必ずしも事前に全員に歌詞をコピー配布しなくても、この方法で歌えることが分かりました!

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そして最後、よくこのデイホームでも歌っているこの2曲も「想い出の曲」として挙がっていました。

♪上を向いて歩こう
♪見上げてごらん夜の星を

みなさんと過ごす楽しい時間はいつもあっという間です。
終了してから「送り」までの間、私もテーブルでお茶とお菓子をいただいていると、何人かの方から「あの曲をご存じですか?」「わたし、この曲が好きです」などお声をかけていただき、次回までの宿題もできました!
皆さんの「想い出の曲」をお聞かせいただいたり、リクエストにお応えしたり…今まで以上に皆さんとの会話もはずみそうです。

★次回は、10月20日(土)14時~ です。


等々力の家デイホーム「敬老会」(初回)

9月17日(祝・月)13:50~ 

~過ぎゆく夏 & 想い出の一曲~

                   
いつもお世話になっているデイホーム野沢と同じ奉優会の「等々力の家」デイホームの敬老会に初めてお邪魔しました。古いYAMAHAのアップライトピアノが待っていてくれました!

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会の名称は同じく「脳が喜ぶ歌の会」、デイホーム野沢でもよくご一緒していただくヴォーカルの藤井淳水(ふじいあつみ)さんをお迎えして、この季節の歌、昭和の懐かしい歌などをご一緒に歌っていただきました。

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<プログラム>

(前半)
♪高原列車は行く
♪浜辺の歌 
♪誰もいない海 
(トワ・エ・モア) 
♪東京ラプソディ (藤山一郎) 
♪ウナセラディ東京 (ザ・ピーナッツ) 

タイトルに「東京」とついた2曲を並べました。
昭和8年の「東京音頭」では「花の都」、昭和11年の「東京ラプソディ」では「楽し都、恋の都、夢のパラダイス」…華やいだ東京は憧れの街だったんですね。
それが昭和30年代にはいると、東京のイメージががらっと変わります。「街はいつでも うしろ姿の 幸せばかり」…

でも今日は、年代による東京のイメージの変化の話ではなく、昭和30年代に歌謡曲に革命的なできごとが起こったというお話し。

「ウナセラディ東京」は、1963年に「東京たそがれ」という題名で作られましたが、あまりヒットせず。
イタリアからカンツォーネの女王ミルバが来日し、コンサートで日本語で歌ってくれて一躍有名に。手直しを加え、題名を「ウナ・セラディ東京」へと改め、翌年大ヒット。
「ウナ・セラディ=ある一夜の物語」という意味。
前奏のないバージョンも多いが、昭和48年の「紅白歌合戦」では、作曲家の宮川泰さんみずからタクトをとり、フルオーケストラにハープ5台を並べてゴージャスに演奏!

★この曲が、昭和の新しいムード歌謡の草分けと言ってもよいでしょう。それはなぜでしょう…?

響きの移り変わり(=コード進行)がとてもお洒落で色彩豊か、映画音楽に近いのです!
「♪黒いオルフェ」「♪夜霧のしのび逢い」…さらにその背後にはクラシック音楽♪ショパンのバラード1番…コード進行がじつによく似ています。

そうした音楽がどうして日本の歌謡曲に影響したのでしょうか?
昭和30年代はじめ、テレビの本放送が始まります。当時はすべて生放送。
黒柳徹子さんなどがよくお話しされているように、顔をアップにしている下で着替えていたり、簡易なパネルに絵を描いたセットで背景をつくり…私の大先輩の方たち、おそらくデイホームに今いらしている方たちと同年代が、試行錯誤しながらテレビ番組を作っていったんですね。

今のように24時間ずっと番組を流し続けることはできず、放送していない時間帯も。その時間がもったいないので、外国の映画をテレビ用に変換して流したんですね。

映画とともに音楽もお茶の間に届けられ、それまでの日本の歌謡曲にはなかったようなお洒落な響きの音楽をみなが聴くようになった。焦ったのは日本の作曲家たち(だったはず)!

そのようなこともあって外国の音楽に影響を受けた音楽がたくさん作られるようになるわけですが、それを歌いこなせる歌手がいてくれてこそ。まさにザ・ピーナッツの誕生とも重なるのです!

<資料> ザ・ピーナッツ豆辞典

ザ・ピーナッツ豆辞典クリックして大きな画面でお読みください

外国の歌に日本語を乗せた「カバー・ポップス」、とても似ているあの曲・この曲…etc.
カラオケでは出てこないこういう話に、みなさん耳を傾けてくださいました。

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(後半) 引き続き、歌へ…

♪恋のバカンス  (ザ・ピーナッツ) 

若い女性職員の方も、この曲をカラオケで歌われれるとか!ご一緒に歌っていただきました。

そして、今日のもうひとつのテーマ…

音楽は脳をよみがえらせてくれる

*音楽の力=歌うことで、脳全体がフル活動する!
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*パーソナルソング=その人にとって、特別の想い出につながる一曲!
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 → あなたのパーソナルソングも教えてください(記入シートを配布)

先月デイホーム野沢でもご紹介した内容です。
→ デイホーム日誌(22) この記事の後半参照

*私の「夏の想い出」の1曲…
♪So in Love (Coal Poter) …「日曜洋画劇場」のラストテーマ
私の夏の思い出

これも先月のデイホーム野沢につづいて…
きょうは、藤井さんに英語で歌っていただきました。やはり歌が入るといいですね!

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そして会の締め…

♪上を向いて歩こう (坂本 九)
♪見上げてごらん夜の星を (坂本 九)

初対面の皆さんで、野沢から7月に異動されてきた担当者も、音楽への関心・反応はどうかな…と当初心配しておられましたが、どうしてどうして。はじめのご挨拶からとても反応がよく、音楽がお好きな方が多いとすぐに分かりました。

歌にまつわるお話にも関心をもってくださり、関連した曲の冒頭をちょっとピアノでご紹介すると「懐かしい!」という声が!
アップライトピアノの配置から皆さんに背中を向けざるを得ないのですが、大きな声が背中を押してくださいました。

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途中で配布していただいた「あなたにとって想い出の一曲は?」というシートに、さっそく記入されたものが2枚ほど私の手もとへ!
そのうちの1枚「この道」(作詞:北原白秋・作曲:山田耕作)を「今弾けますか?」と職員の方から手渡され…

とりあえず歌いやすそうな高さで、みなさんが覚えている1番だけ歌っていただきました。リクエストくださった方が私のところへいらして「懐かしかった」と涙を流してくださいました。

来月から、第4土曜日にお邪魔させていただきます!
次回:10月27日(土)14時~ 

「コバケンとその仲間たち」in サントリーホール

2018.9月12日(水)

異常気象のつづく日本列島。最近の被災地へのチャリティコンサートとして行われました。

久しぶりのサントリーの大舞台!
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★クリックすると大きな画面でご覧になれます(以下同じ)

この「コバケンとその仲間たちオーケストラ」がサントリーホールで演奏会を行うのは、今回が4回目です。

2010年4月 ♪コバケン先生の古希を記念して「アニバーサリー・コンサート」
2011年4月 ♪東日本大震災 「全音楽界による義援金コンサート」
2016年11月♪仲間オケ結成10周年を記念して 「新世界より」ほか

13時、借用楽器搬入

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NHKでもお世話になってきたサンフォニックスさんのトラックが懐かしい!

搬入にお手伝いいただいたメンバーたち
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かつてこのオケのメンバーで、きょうは「仕事」として楽器を搬入してくれたN氏の姿も。

私は今日のTシャツに「がんばろう日本」の入ったもの(2011年に配布)を選びました。
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素晴らしい笑顔の打楽器メンバーたち
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2010年「NHKこころコンサート」以来参加されている全盲のフルート奏者・綱川君も今回4回目のサントリーの舞台へ。

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ヴェルディ「アイーダ」のバンダ
蒲田女子高校吹奏楽部、岩倉高校吹奏楽部のみなさん
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熱の入ったリハーサルが続く(舞台袖のぞき窓より)
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バックステージ
打楽器メンバーとお弁当タイム
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ヴァイオリンのみなさん(一部)
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19時~ 本番

<プログラム>
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福岡公演以来たびたび共演させていただいている瑞宝太鼓さんの熱演!
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休憩時間、念入りにチューニングするハーピストのKさん
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司会の朝岡聡さんと
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1発のシンバルの大役を無事に終えて…
ソプラノ生野やよいさん(蝶々夫人)・テノール笛田博昭さん(ピンカートン) と。
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お二人とも、プッチーニの歌劇「蝶々夫人」を歌わせたら世界一という方(プロフィール参照)
ソリスト 生野さん ソリスト 笛田さん

1名欠けてますが、本日の打楽器のみなさんと
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後半の「シェラザード」「ボレロ」の演奏を終えて、満席の客席でスタンディングオベーションが起こりました!
(どなかがこっそり撮られた画像をいただけたらアップします…)

「アイーダ」演奏前。指揮者登場前に、来場者の方がこそっと撮られた1枚…
来場者の画像

レセプション
会場すぐ近くのカフェレストランにて
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2005年、白馬で行われた冬季オリンピックに続くスペシャルオリンピックスに向けて結成されて以来13年。プロ・アマチュア・年齢を超えて「音楽の力」を信じるメンバーが行事のときだけ集まるスタイルで活動を重ねて13年。

ほかのオケでは体験できない素晴らしい演奏と、音楽を通じて幸せの循環をわき起こすエネルギー。
じつは私事、いま循環器系の治療中で、12・13の両日は午前中に病院の検査のため、仕事は休んでの参加。
ここに参加できる幸せを思います。

来年 2019年の予定

いま分かっている範囲で、8月に恒例の長野県、11月には岐阜(2017年に続く再演)、そして12月25日にはふたたびここサントリーホールで「第九」公演…

1発のシンバル ~プッチーニ歌劇「蝶々夫人」より「愛の二重唱」~

2018.9.10

このカテゴリー「オーケストラの打楽器」に書くのは本当に久しぶりです!

近日に迫ったサントリーホールでの公演に向けて、今回初めて取り上げる曲。この曲での私の担当は、1発のシンバル!

よくありますよね、ドヴォルザーク交響曲9番「新世界より」の1発のシンバル、チャイコフスキー交響曲6番「悲愴」の1発のドラ…
まあ、あれぐらい有名な曲なら、少なくともどこで出るかは分かってますから、あとは当日の演奏、タイミングと音量に全神経を集中させるしかありませんが、あまり知らない曲の場合…まずは「どこで入るの?」から。

はい、まずはシンバルのパート譜はこちら。
ふだん、あまりご覧になる機会はないでしょう。

シンバル パート譜

練習番号で区切られてますが、ず~っと「TACET=休み、出番なし」。
そして、突然現れる1発のオタマジャクシ!

これだけで何の曲か、どういう前後関係のどんなシーンか、分かりますか…?

これは、プッチーニのオペラ「蝶々夫人」の第一幕、「愛の二重唱」と呼ばれる場面。

ピンカートンと蝶々夫人が恋に落ち、愛を誓い合いますが、蝶々夫人は「星のようにたくさんの瞳に見つめられている」と歌い、ピンカートンは「すべては眠っているよ」と重ねるデュエット(=二重唱)です。

事前のリハーサルもなくいきなり当日本番で、プロのメンバーも多く参加しているオーケストラで、間違いなくこの1発を決めるには、どうしたら良いか…!?
正直、今回担当するシベリウスの「フィンランディア」のティンパニ(=ほとんど叩きっぱなし)の方が、精神的な負担はむしろ軽く感じるから不思議です。

大変な邪道ながら…

1stヴァイオリンのパート譜をコピーさせていただきました。
たいていオーケストラの1stヴァイオリンはメロディを奏でていますし、ここではほとんどソプラノ(=蝶々夫人)の歌と同じ旋律を重ねています。

1stヴァイオリン パート譜

全体がゆったりした4拍子ですが、テンポはかなり揺れます。
このページ2段目で4分の6拍子に変わり、直前でいちど4分の3拍子になり(1小節のみ)、そのあと再び4分の6拍子に戻って2小節目、6拍目がフェルマーターで伸び、その後が「ジャーン」=もっとも盛り上がる頂点です!

旋律の流れが見え、シンバルのパート譜だけでは見えなかった地図が広がります。すばらしいカンペでしょう?
スコア(総譜)を見ることもありますが、オペラの曲ではこのように1stヴァイオリンを追いかけるのが一番楽で、かつもっとも確実な方法かもしれません。

ただし、出番もないのに事前に何度も譜めくりしてると「あいつ、何やってんだ!」になりますから、本番ではこのページだけを開いて置き、叩く瞬間は楽譜から目を離してステージに集中します!


曲のストック・管理について

2018.9月

デイホームで月に一度担当させていただいている「脳が喜ぶ歌の会」も、回数を重ねて1年半以上、曲のストックも蓄積してきました。私の手元のノートもこの1年半ほどで3冊になりました。

歌詞+コード

季節の歌や人気の曲など同じ曲を2~3回取り上げたこともありますが、重複を除いても歌謡曲・日本の歌がざっと120曲以上
フルートやヴァイオリンの方をゲストに迎えてクラシックのミニコンサート風にしたこともあり、クラシックの名曲からも20曲弱
その他クリスマスソングやディズニー・外国のポピュラー曲・シャンソンなども若干混じっています。

もしこのような機会を与えられなかったら、2年足らずでここまでの曲をストックできませんでした!継続した機会をいただけていることに感謝です。

歌詞シートの保存

毎回取り上げる曲の歌詞は、Word文書で打ち込み、回ごとにファイル保存しています。

世田谷のデイホーム野沢で会をスタートしたのは2016年12月
初回はホームの歌集から10曲ほどを選んで伴奏しましたが、歌詞が縦書きのため、コードを書き込むのが難しく、別紙に楽譜代わりにコードを書いたシートを用意して伴奏しました。

しかし、毎回伴奏用に歌詞とは別にシートを作るのも面倒ですし、できれば私のオリジナルの資料としてストックしていきたいな…と。

そこで2017年1月からは、私流の歌詞シートを作成し、配布と自分用のストックとを兼ねる今のスタイルができてきました。
「楽譜がないと弾けません」からの脱却を目指してきた私にとって、歌詞シートにコードだけをメモしてそれを見て弾けるように…いい訓練にもなりました。

毎回7~8曲、実施日ごとにファイルができ、取り上げた曲がストックされていきます。

実施日ごとの歌詞ファイル 
★クリックすると大きな画面でご覧になれます(以下同じ)


<配布>


回ごとに取り上げる歌を決め、各曲の歌詞を私がWord文書に横書きで打ち込みます。
それをデイホームに添付でメール送信すれば、ホーム側でそれを来所者の人数分コピーして下さいます。


<伴奏用ノート>


配布用と同じ歌詞シートを1部プリントアウトして自分のノートに貼りこみ、歌いやすい高さ(キイ)を決め(=歌の中の最高音が上の「ド」までを目安)、コードを書き込みます。
イントロ間奏などはなるべくオリジナルに近いイメージで、必要なら小さな五線紙にメモしたものを貼り付けておきます。

歌詞+コード

このようなノートが1年半で3冊になりました!


<曲に関する情報、間奏・くり返しなど>

このようにして、毎回取り上げた曲に関しては、オタマジャクシの「楽譜」ではありませんが、なるべくオリジナルに近いイメージで歌いやすく、私にとっても使いやすい形でストックされていきます。

曲ごとに、作年、作詞・作曲、歌手名といった基本情報を入れ、さらに曲に関するエピソードなども書ける範囲で…
歌詞もただ打つだけじゃなく、どこでスペース・行替えしたら読みやすいか、自分用にコードや間奏(メモ)を書き込むためのスペースは…といったことも考えます。
また1番・2番・3番…それぞれの間に間奏が入るかどうか、短い間奏なのかやや長い間奏なのか…
ヴォーカルの方にリードに入っていただくことも多いですが、曲の後半からリフレイン(くり返し)に入るきっかけや、2回目は伸ばす、最後は上がる(「↑」記号)といったことも書き入れておくとガイドになります。

なので、これは私のオリジナルの大切な資料なのです。
デイホーム側にも、毎回配布してそれっきりではなく、私の会でこれまで取り上げた曲の記録として、ファイルに保存していただくようお願いしてきました。


◆なるべく毎回オリジナル企画で

月に一度(第三土曜日)は意外とすぐにめぐってきます。1回終えてほっとするのもつかの間、「さて、来月は何をやろうか…」と。それがとても励みになり、曲の発掘・発見にもなってきました。

「お年寄り相手だから、こういう曲が無難だろう」「この季節だから去年と同じこんなプログラムでいいだろう」…といった手抜きはしたくありません。

過去にやった曲を再び出すことももちろんありますが、なるべくその回ごとのテーマを決め、歌や楽器のゲストをお呼びできる時は楽器紹介も兼ねてクラシックのミニコンサート風にしたり、クリスマスに近いときはディズニーやクリスマスソングを取り入れたり…一期一会の構成を心がけてきました。
そんな私の想いは、来所者の方にも職員スタッフさんにも伝わってくれているようで、リクエストをいただく機会も出てきました。

さて問題は、せっかくここまでストックしてきた曲の情報をどうやって管理し、レパートリーとしてすぐに引き出せる形にストックしていけるか、です。


◆曲名・歌い出し・年代・歌手別…に検索

過去のストックから、求める曲を検索して引っ張り出せるようにするにはどうしたら良いか…意外と難しいものです。カラオケの場合、題名をアイウエオ順に探すか、歌手別に探すか…が一般的ですね。

歌い出しの歌詞は分かるけど曲の題名が分からない…そんなときはどうしますか?
また、何かの想い出と重なる曲を探し出すのに、たとえば1964年(昭和39年)の歌…と探すのは?

専用のソフトで管理されているカラオケと違って、こちらは手入力の素朴なデータ。それをいかに効率よく検索できるようにするか?…それにはExcel (エクセル)でデータ管理するのが便利でしょう。
ただ、これまでWordで打ち込んできた歌詞をすべてエクセルに入れ直するのも大変…

そこで、曲名・歌い出し・作年・作詞・作曲・歌手…といった情報を横軸に一覧表をつくり、曲名を検索してそれをデイホームで取り上げたのがいつか(=歌詞ファイルの場所)を探せるようにします。Excelに頼るのはいわば「検索機能」です。

入力は、新たに取り上げた日付でまとめて、曲データを随時追加していきます。

新しい曲目追加更新
★クリックすると大きな画面でご覧になれます(以下同じ)

表頭に「フィルター」をかけておけば、項目ごとに「昇順」「降順」をクリック、または特定の項目を選択すれば、瞬時に該当する曲がリストアップされます。


♪「曲名」で検索
いちばん一般的な検索方法。曲名欄で「昇順」とクリックすれば、入力したすべての曲がアイウエオ順に並べ替えられます。便利ですね!
「365歩のマーチ」のように数字ではじまるタイトルには、頭に「さ・」と一文字入れておきます。

曲名アイウエオ順

♪「歌い出し」は分かるけど題名が分からない曲…意外とあるんですよね。
たとえば「♪春の~うららの~隅田川~」というあの曲、題名は何だっけ?
そんな悩みもこれで一発解消!

歌い出し検索2

画面右に見えてますが、この曲は「春」の曲ですね。季節性のある曲は「春・夏・秋・冬」を記入できる欄も設けてますので、季節で検索することも可能です。


♪「歌手別」
これまで取り上げたある歌手の曲がまとまって出てきます。カラオケに比べたら数はまだまだです。
その歌手の代表作なのにまだ取り上げていない曲にも気づきます。

歌手別検索

複数回取り上げた曲は、「再」と表示。どちらの日付ファイルにも同じ歌詞シートが入っています。

複数回登場した曲

このように、エクセルで曲名を探したら、右の欄でデイホームでの実施日を見ます。実施日=歌詞ファイルの場所です。エクセルで検索してWordで出す、という二段階になりますが、歌詞はWordの方が見やすいですし、これまでのストックをそのまま活かせるので、当面このスタイルでいこうと思います。


◆即日のリクエストにも対応できるには?

曲名を探し出し、その曲の歌詞をさっと出すことができれば…
すぐその場でのリクエストにもお応えできる「はず」ですね。

いまはパソコンの画面をそのまま壁に投影できる装置もありますから、デイホーム側に予算の余裕があってそういう装置を備えていてくれればいいんですが…そんな最新設備に予算をかけなくても、やり方はあります!

30人を超える来所者全員にコピーを配らなくても、職員スタッフの方が一部だけプリントアウトしたものを手元に見ながら「先読み」していってくだされば良いのです。昔の歌声喫茶スタイルですね。

あとは<伴奏者の腕>だけです!

実施日から曲名を探し出すので、私のノート(すでに3冊目)があれば、だいたいいつごろやったかで過去のページを探すのはそれほど大変ではありません。

しかもそのページには、歌いやすいキイ(高さ)・コード・イントロや間奏のメモまでちゃんと書いてあるわけですから、すぐに伴奏できる「はず」ですね。

これまでやった曲すべてを常に練習し続けているわけではありませんが、とくに難しいことをやろうとせず、コードで曲を追いかけて対応できるようにはしておきたいものです。


◆クラシックの曲に関して

クラシックの曲を取り上げたのは、これまでフルートやヴァイオリンの方をゲストにお迎えした数回、曲数としてはまだトータル20曲弱です。

★classic2

曲に関するエピソードなどは、来所者への配布用に作ったオリジナル資料を自分のノートにも貼ってあります。楽譜は楽器ごとにクリアファイルに保管しています。

クラシックの会では…

まだまだ模索中ではありますが、曲ごとに引き出しやすい形でストックし、できればその場のリクエストにもお応えできることも気に留めていこうと思います。


★今月は、17日(祝)に「等々力の家デイホーム」の敬老会に初参加。いつも第三土曜日にお邪魔しているデイホーム野沢は今月は変則で22日(土)です。

10月からは、原則第三土曜日=「デイホーム野沢」、第四土曜日=「等々力の家デイホーム」となります。
ご一緒に参加協力くださる方・ご見学、あるいは「うちの施設にも演奏に来てください」といった要請…大歓迎です! ぜひ私までご一報ください。


シューベルト「未完成交響曲」

2018.8.31


私が中学生のころ(1970年代はじめ)には、音楽の授業の中に「レコード鑑賞」というのがありました。
時代を感じますね、「レコード」ですよ!

今の中学の音楽の教科書も私の手元に一式(2社、それぞれ3巻ずつ)おいています。

2種の教科書、各3巻

クラシックから近年の音楽まで、さまざまな名曲がカラーで紹介されていてとても充実した内容になっていますが、さすがに「レコード鑑賞」という表現ではないですね。みなさん何と呼んでるんでしょうね?

さて、それはともかく…

最近デイホームで「あなたにとって『想い出の曲』は何ですか?」とシートを配布してお尋ねしたところ、昭和の歌に交じって「未完成交響曲」という回答がありました!

84歳の女性の方、若い頃、文芸雑誌をつくるグループに所属されていて、その会合のはじめに必ずこの曲を皆で聴き、グループ名を「未完成」と名付けられていたそうです。

私はデイホームで、しばしばクラシックの曲も取り上げているので、「1楽章のはじめの部分だけでよいです」と書き添えられてリクエストをいただきました。

♪ シューベルト 交響曲第9番「未完成交響曲」

以前「未完成」は交響曲8番とされていて、古い楽譜にはそう記されていますが、その後の研究で「グレート」が8番、「未完成」は9番というのが定説ですね。

さて、「いつまでに」という期限はありませんが、ご高齢の方からのリクエストだけに、なるべく早くお応えしたいと思い、ポケットスコアを脇に、記憶を頼りに例によってコード弾きで…と思ったのですが、この曲をさらっとコード弾きすることは意外と難しいことが判明!

いくつもの旋律が重なり合って美しいハーモニーを作っているんですね。
だいたいの響きの変化をコードでとらえるのは有効ですが、ここはやはりオタマジャクシ(音符)に頼った方がよさそうです。

久しぶりに2段のピアノ譜に書き起こす作業をしました。
冒頭からくりかえしの直前まで、いわゆる「主題呈示部」の部分です。

未完成120180901 未完成220180901 未完成320180901
★クリックすると大きな画面でご覧になれます

オーケストラの曲をピアノ用に編曲したものもよく見かけますが、オーケストラ内のあらゆる音を書き起こしてしまうと、実際にピアノで(10本の指で)弾くことは困難(不可能?)になってしまいます。
ここは、実際に鍵盤を使って「この程度ならつかめるだろう」という範囲の音でなるべくシンプルに書き起こしてみました。

複製・配布はご遠慮いただきたいですが、個人的にプリントして試しに弾いてみられるならどうぞご参考まで!

★冒頭に書いた、いま使われている中学校の音楽の教科書の内容に関しては、こちらに詳しく書いてます。 → 素晴らしい中学の音楽の教科書


 『西日本豪雨災害チャリティーコンサートbyコバケンとその仲間たち』

9月12日(水)19時~ サントリーホール


2018.9.12 サントリーH

★クリックすると大きな画面でご覧いただけます

★チケットはチケットぴあで販売中です (Pコード:127-500)
プロフィール

高木 章

Author:高木 章
アマチュアの打楽器奏者です。

某放送局関連に勤務しながら長年趣味で続けてきた音楽活動。あるご縁から、障がいのある方たちとも音楽を通じてのバリアフリーを、また東日本大震災以降は「がんばろう日本」…そんな活動を続けています。

単に自分が音楽が好きだから演奏したいだけでなく、「音楽の力」で「せめて自分にできることを」!

50代半ばにして勤め帰りに学校に通い「音楽療法」を学びました。

音楽寄りの話題、社会・時事に関する日常的なあれこれを徒然なるままに…
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カウント開始 2011.1.14~
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